自産自消って一体何のこと?



最近、様々なところで「自産自消」という言葉が使われています。一体何のことか理解できない方が多いのではないでしょうか。
自産自消とはズバリ、「自分で作ったものを自分で食べる」というもので、それと同時に「栄養価の高い旬のものを工夫して食べる」という意味も込められています。その考えを基に、自分たちの健康とその土地に伝わる食文化を守ってきました。
流通が発達した現在では、様々な地域の食べ物が容易に手に入るようになりましたが、豊かな食生活を送れる反面、食べ物に対する関心も失われつつあります。
今回は、現在の農業の問題点、「自産自消」の目指すものや手軽にできるレンタル・キッチンファームについてご覧頂きたいと思います。

◆「農業」の問題点
「売れる農産物」というのは、見た目が良い、季節はずれで珍しいなど市場で高く評価されています。あくまで商品としての農産物ということになり、農薬や化学肥料の使用が増えていきました。農薬のおかげで大変だった真夏の草取りなどから解放され、収穫量もある程度安定しましたが、農産物の農薬汚染や味や栄養価の低下、さらに環境汚染まで引き起こすことになったのです。
しかし、食べ物である農産物は安心して食べられる安全なものでなければなりませんし、環境を破壊するような栽培方法であれば、農業を続けることが人間の生存さえ脅かすことになってしまいます。ですが、まったく農薬や化学肥料を使わずに野菜づくりをするのは大変なことです。多くの人が努力をし、消費者に支えられて有機農業に取り組んでいますが、労力的にも経済的にも大きなリスクを抱えています。

◆「自産自消」がめざす野菜づくり
食の安心・安全が求められる昨今、極力農薬を使わず有機質肥料を中心にした、誰にでも取り組める栽培方法で、安全でおいしい野菜づくりを目指しています。そのためにまず大切なのは、十分に堆肥を入れて土づくりをし、丈夫な根をしっかり張った、病気や害虫に耐える健康な野菜を育てることです。そうすれば農薬を減らすことができます。

◆都会でも気軽に自産自消!「レンタルファーム」の魅力
農園をレンタルすることができる「マイファーム」が、全国100ヶ所以上で展開されています。「自分で作って、自分で食べる」という究極の自産自消ができるのがマイファームです。利用者は区画ごとに契約し、月額平均3,000円~程度でマイファームをレンタルすることができます。
➀世代を問わず農園作りに参加できる
都会ではなかなか難しい、土に触れたり野菜を収穫したりする体験は、ご家族連れにも大人気です。
➁アドバイザーの指導やイベントにも参加でき、初心者でも安心
各農園には、野菜作りに詳しいアドバイザーが常駐しています。野菜栽培の指導、農園の管理などを行っているので、農業経験がない人でも安心ですね。また毎月のイベントもバラエティに富んでおり、農業に関する知識を学べます。
➂農具の貸し出しもあるので気軽に行ける
農園には鍬やじょうろなどの農具も用意されています。都会から電車などで向かうケースも多いので、手ぶらで行けるのはうれしいですよね。

◇「食べる」までを楽しめる新タイプの農園「キッチンファーム」
全国で人気を集めるマイファームに、新タイプの農園「キッチンファーム」がオープンしました。「キッチンファーム」では“食べる”ことに重点を置き、採りたての野菜をおいしく味わえる設備が充実しています。簡易キッチンが備え付けられ、自分で調理できるのはもちろん、野菜の保存方法などをシェアするミニワークショップ、さらに親子向けのアカデミーなどが開催されています。


「自産自消」を目指す動きは、全国的に広がっています。
初心者でも気軽に始められるレンタルファームも大いに利用して、安心・安全・おいしさを叶えてくれる自産自消を始めてみませんか。